軽貨物ドライバーがきついと思われている理由や業務の実態

軽貨物ドライバーがきついと思われている理由や業務の実態

近年では多くの人が利用しているネット通販。その人気の高まりとともに、軽貨物ドライバーの需要も急速に高まりを見せています。

個人で働く軽貨物ドライバーは自由に働く事ができるため、憧れる人も増えている一方で、「軽貨物ドライバーはきつい」というイメージを持たれている方も多いようです。

そこで今回は、軽貨物ドライバーがきついと思われている理由や業務の実態、やりがいについてご紹介します。

軽貨物ドライバーがきついと思われている理由

軽貨物ドライバーはやればやった分だけ収入に直結する仕事ではありますが、その反面、きついと思われている面もあります。ここでは、軽貨物ドライバーがきついと思われている理由についてお伝えします。

労働時間が長い

軽貨物ドライバーは働き方により高収入を得ることも可能ですが、きついと思われている理由はやはり労働時間の長さが挙げられるかもしれません。

軽貨物ドライバーは自由に労働時間の調節ができる反面、配送個数が売上に直結するため、働き過ぎになってしまう傾向が見られます。そのため、稼ぎたい軽貨物ドライバーは労働時間が長時間となることも多くなります。

軽貨物ドライバーは休日が少なく、夜間でも配送しなければならない場合があるという点も、きついと思われている理由として挙げられます。

配送希望日の指定をする人は、平日の日中働いている方であれば土日祝日や夜間の時間を指定することが多くなるため、結果的に軽貨物ドライバーは土日祝日や夜間の稼働をせざるを得なくなります。

肉体的な負担

軽貨物ドライバーは肉体的負担が大きいことも、きついと思われる理由の1つです。軽貨物であるとはいえ、やはり荷物の運搬作業は大変な体力を必要とします。

特にエレベーターのないマンションやアパートの高層階への運搬などは大変です。階段を使い、場合によっては重量のある荷物を運ばなくてはいけません。

そのため、軽貨物ドライバーは体力的に自信がある人でないときつい仕事と思われているのです。

軽貨物ドライバーの業務内容

軽貨物ドライバーの業務形態は、主に「宅配」「企業配」「スポット便」の3つに分かれており、委託された荷物を配送先に配達するのが主な業務です。

宅配

宅配は、個人宅へ荷物を配送する業務で、3つの配達形態の中でも特に配送件数が多いですが、比較的軽量の荷物が多いという特徴があります。

企業配

企業配は、オフィスや店舗に荷物を配送する業務で、企業や店舗が利用する荷物を運搬します。宅配に比べて重量のあるものが多いためきつい場合が多い反面、全体的な配送件数は少なく、安定した配送件数が望めます。

スポット便

スポット便とは、臨時的に対応する配送する業務です。基本的に緊急の依頼であることが多いため、他の業務形態よりも高めの報酬が期待できます。

軽貨物ドライバーに向いていない人

ここでは軽貨物ドライバーという働き方に向いていない人について解説します。

体力に自信がない人

軽貨物ドライバーは日常的に体力を必要とする仕事であるため、体力に自信がない方には非常にきついと感じる可能性が高いです。高齢の方でも軽貨物ドライバーとして働くことは可能ですが、ご自身の体力面を考慮した働き方をする必要があります。

時間にルーズな人

軽貨物ドライバーは、時間と効率を常に考えながら配送を行わなくてはいけません。そのため、時間にルーズな人も軽貨物ドライバーとしては難しいでしょう。

時間を守って計画的に業務を行えないと効率が悪くなり、配送件数が増やせないため稼ぐことも難しくなります。また、最悪の場合、荷物を指定の時間に届けられないということになればクレームやトラブルに発展する可能性もあります。

軽貨物ドライバーのやりがいやメリットとは

軽貨物ドライバーのやりがいとして多くの方が共通していることは、やればやった分だけ収入に直結するという点です。軽貨物ドライバーとして経験を重ねれば、より効率的に配送を行うことができるようになり、その分だけ高い収入を得ることも可能になります。

軽貨物ドライバーとして働くメリットは、職場の人間関係などのストレスがなくなるということです。軽貨物ドライバーは基本的に一人で仕事を行うため、他の仕事と比較して人間関係の悩みは少なくなるでしょう。

軽貨物ドライバーを始める際の注意点

ここでは軽貨物ドライバーを始める際に注意しておきたいポイントについて解説します。

元請会社の選定

通常、軽貨物ドライバーとして働く際には、軽貨物運送事業を行なっている会社に登録をして、業務を請け負う契約形態となるため、元請会社の選定はとても重要です。

元請会社によって手数料や待遇面が異なるため、複数社で面接をして話を聞いてみることが大切です。まずは多くの元請会社を比較検討して、より自身の働き方に合った企業と契約を結ぶようにしましょう。

事業主としての自覚を持つ必要がある

また、軽貨物ドライバーは多くの場合、個人事業主として働くこととなります。社員ではないため、自分自身で管理を行なっていく必要があり、ガソリン代や車両に関わる経費など、業務の収支を管理し、確定申告を自分自身で行う必要があります。

まとめ

今回は軽貨物ドライバーがきついと思われている理由や業務の実態についてお伝えしました。

軽貨物ドライバーはやればやった分だけ収入に直結する仕事ではありますが、物を運ぶ仕事であるため、体力面での負荷は当然あります。しかし、体力に自身のある方や車の運転が好きな方にとっては、とても魅力的なお仕事でもあるのです。

特別な資格は必要なく、普通自動車免許さえあれば始められるため、これから独立起業を考えている方や、自分の働きに見合った収入を得たいとお考えの方に軽貨物ドライバーはおすすめなお仕事といえるでしょう。

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